NVANのETCとドラレコを取り付けてみました。内張りのはがし方のコツをつかめば難しくはないです。ディーラーやカー用品店に任せて中途半端な仕上がりになることもあるので、自分で取り付けした方が後悔はないです。
用意するもの
ETC本体
ETCは古野電機のFNK-M100を買いました。ETCにはナビ連動タイプと単体でも使えるタイプの2タイプありますが、こちらは単体でも使えるタイプです。社外ディスプレイオーディオをつけるので単体で使えるタイプにしました。
ドラレコ本体
ドラレコはユピテルのY-300dPです。前後両方録画でき、なおかつSDカードのフォーマットが不要なモデルです。後ろのドラレコは後でつけることにしたので、今回は前のドラレコのみつけます。
ヒューズ電源と電源分岐ハーネス
ETCとドラレコの2つの電源が必要なので、ヒューズ電源とそれを分岐させるギボシが必要です。ヒューズはACCにつけるので低背タイプの20Aを選択しました。
ETCブラケット
ETCはNVANの純正取付位置につけるので、ETCブラケットが必要です。
電源テスター
電源テスターは有ると便利です。ヒューズ電源はプラスの電源側から電線が伸びるように接続する必要があるので、電源テスターがあれば、確実にプラス側の電源が分かります。NVANだったら確実に上がプラス側なので不要かもしれませんが。。
内張りの外し
まずは内張りを外します。力加減が難しいですが、端っこから攻めれば、少ない力で外せます。
電源回り
①、②、③の順に外します。外さなくてもヒューズボックスにアクセスできますが、給油レバーのカバー内に余った配線を収納しないと走行中に引っかかって危険なので、配線を収納するためにカバーを外す必要があります。
一番最初に外すパーツが外しにくいです。無理やり外してツメを変形させてしまいました。外して構造を確認すると、外側に強めに引っ張ることが必要っぽいです。
ロアカバー周り
ETCを純正位置につけない場合はロアカバーを外す必要はないです。
先にシフトレバーのカバーを外します。ねじを外して引っ張ればOKです。
ウェザーストリップを外して、ドア側から攻めると外れます。右上側が特に外れにくいです。どうしても外しにくい場合は、先にナビのカバーを外してから、ハザードがついているカバーを外すと右上に指をかけやすいです。
ロアカバーが外れたら、スイッチ類のコネクタを外します。外れにくいコネクタは爪を指で押して、左右に揺すりながら引っ張ると外れやすいです。決して電線を引っ張ってはいけません。
Aピラー
Aピラーはウェザーストリップを外して、上側を手前に引っ張って、上方向に持ち上げれば外れます。
内張りに加工して取り付ける
ロアカバーが外れたら、ETC取り付けスペースを切り取ります。ETCブラケットの取説にはカッターで切ってくださいと書いてありますが、カバーが厚すぎてムズすぎでした。なので、あきらめて電ドラで穴をあけてから、やすりで削りました。
いい感じにカット出来たら付属のねじで取り付けるだけです。ETC本体を粘着テープで取り付けるのは動作確認が済んだあとにします。
電源を取り出す
ACCから電源を取ります。20Aのヒューズをペンチで抜いて、代わりにヒューズ電源を取り付けます。このとき、12Vの電源が来ている側(上側)から電線が出る向きにヒューズを接続します。テスターで測定すると確実です。
プラス側の電源はETCとドラレコの電源を取る必要があるので、二股にして、それぞれETCとドラレコのプラス側の配線をつなぎます。
プラスの電源が接続出来たら、アースを接続します。アースは燃料タンクを開ける取っ手が取り付けられているボルトに固定しました。アクセルペダルのボルトに取り付ける人もいますが、そんな重要なボルトを緩めるのはやりたくないです。
アースができたら、ETC、ドラレコと接続してみて動作確認をします。ちゃんと動かない場合は、アースの接触不良か、本体が壊れているのいずれかでしょう。
受信部の配線
動作確認が済んだら受信部の配線をします。アルコールで脱脂して貼り付けます。ETCはドラレコの邪魔にならない場所につけました。ドラレコはワイパーのふき取り範囲につけないと、雨の日になんも見えないので注意です。ETC受信部は車両中心から両側20cm以内であればどこでもいいです。
配線をホンダセンシングの後ろ側を通して、運転席側に持ってきて、Aピラーの中を通します。Aピラー内ではETC、ドラレコの配線と元からある配線を結束バンドで固定しました。
Aピラーまで来たら、配線通しで運転席足元まで通します。ETCの配線の先端を上から落とすだけなので簡単ですが、ドラレコはDCDCコンバータが付いているため、下から配線を通さないといけなかったので、苦戦しました。
余った配線を収納する
NVANは余った配線収納するスペースが少ないうえに、ヒューズボックスが運転席付近にあるので、ちゃんと配線を収納しないと、運転するときに引っかかる危険があります。ボンネットと給油口を開けるレバーがついている内張りの中が唯一の収納場所です。ETCとドラレコの配線を結束バンドでまとめて収納しました。
ETCの配線は垂れ下がってきて危険かつ見栄えも微妙なので、スパイラルチューブでまとめて、結束バンドでステーに固定しました。
まとめ
内張りを元に戻して完成です。ドラレコを付ける場合は、ほとんど同じ作業となるので、同時につけた方が効率がいいです。苦戦しながら取り付けたので、1日かかってしまいましたが、こうして文字にしてみると時間のかかる作業ではない気がします。
電装品のとりつけはプロに任せた方がよいと言われますが、それで微妙な位置にETCを取り付けられたりしたら嫌なので、できることなら自分でやった方がいいと思います。